日本ビジネス実務学会第39回全国大会
統一テーマ「新時代を展望するビジネス実務」のご案内
(第1号通信)
2020年となり、いよいよオリンピック・パラリンピックイヤーを迎えました。「スポーツには世界と未来を変える力がある」を大会ビジョンにあげ、7月24日から東京オリンピックが、8月25日から東京パラリンピックが開かれます。
振り返ってみますと56年前の1964年東京オリンピック開催を契機に、東海道新幹線や高速道路などの交通インフラや、国際級のホテルが建設され、これらの大量かつ高速交通機関の予約管理などにコンピューターが導入されました。また、日本最初のオンラインが稼動し、競技データが日本で初めてのデータ通信として届けられ、プレスセンターを通じて、世界中の人々に伝えられたといいます。そして日本はこのオリンピックを契機に、高度経済成長を加速させていきました。56年を経て、今年行なわれるオリンピックはこの後の日本をどのように導くのでしょうか。
さて、2020年は仕事や社会を取り巻く環境が大きく変わる年ともいわれております。例えば、2019年4月1日から「働き方改革関連法」が順次施行されていますが、2020年には、中小企業も施行対象になります。時間外労働の上限規制の導入や年次有給休暇の確実な取得、そして、2020年4月1日のパートタイム・有期雇用労働法が施行され(中小企業は2021年4月1日より施行)正社員と非正規社員の間の不合理な待遇差が禁止されます。その他、個人情報保護法改正も予定されています。
そんな中、1960年代後半生まれのいわゆるバブル世代や1970年代生まれの団塊ジュニア世代が50歳代となり、企業においては、役職不足や人件費負担増などの諸問題も顕著になってきました。また、人手不足の問題は「特定技能」による外国人の受け入れまで拡大しており、多文化の人たちとの共生も大きな課題です。まさに、2020年は社会、教育、雇用、ライフシフト、人生100年時代などの様々な変容を包含しています。加えて、持続可能な社会に向けてのSDGsの取り組みが、さらに重要視されていきます。
前年の第38回全国大会では、関東・東北ブロックの「AI時代とビジネス実務教育」で、こうした技術革新が今後のビジネス実務にどのような影響を与えるのか、多大な示唆を頂きました。
本年は、「新時代を展望するビジネス実務」を統一テーマに、急激な変化の中で、ビジネス実務はどうあるべきなのか、どのように変化していくものなのかなど、幅広く議論をしていきたいと思います。
前回同様、統一テーマに関わらず、皆様のご研究の成果発表を募集いたします。また、お忙しい中でもご参加いただけますように、1日目を午後開催といたしました。皆様方の積極的なご参加、ご発表をお待ちいたしております。
2020年 1月15日
日本ビジネス実務学会
第39回全国大会(北海道)
大会実行委員会委員一同
1.大会日程及び会場
2020 年 6 月13 日(土)・14 日(日)
■1日目:6月13日(土)12:30~17:30【会場:北海商科大学】
○ 2020年度総会
○ 基調講演 演題:「北海道コンサドーレ札幌の地域に根差したスポーツビジネス」
講師:斗澤 元希(とざわ もとき)氏
株式会社コンサドーレ 経営管理部 特命担当 グループリーダー
一般社団法人 コンサドーレ北海道スポーツクラブ 運営管理 マネージャー
札幌国際大学スポーツ人間学部スポーツビジネス学科 教授
○ 研究発表/ポスターセッション
○ 懇親会 Hokkaido Buffet Dining KAI(開) (札幌市中央区南3西5 ノルベサ1F)
※北海道の食を味わうインバウンド(訪日外国人旅客)に特化した予約専門ビュッフェレストランを予定しています。北海道の味覚を思う存分お楽しみいただけます。
■2日目:6月14日(日)09:30~12:00【会場:1日目と同上】
○ 日本ビジネス実務学会 国際研究会(in中国・上海市)開催報告
○ 教育技法ワークショップ(SDGs):「ゲーム体験を通してSDGs教育技法を学ぶ」
講師:丸山宏昌(まるやま こうすけ)氏
SDGs公認ファシリテーター
札幌大谷大学社会学部地域社会学科 講師
○ 学会奨励賞発表表彰式
詳細につきましては、こちらをダウンロードしご参照ください。
多くの皆様の研究発表及びご参加をお待ち申し上げております。
以上
日本ビジネス実務学会 第39回全国大会(北海道)
大会実行委員会
事務局長 札幌国際大学 人文学部現代文化学科
千葉 里美(ちば さとみ)
E メール: s-chiba@ts.siu.ac.jp
大会実行委員長
北海商科大学 商学部観光産業学科
加藤 由紀子(かとう ゆきこ)
E メール: katou@hokkai.ac.jp